2025年 所得税 年末調整と確定申告(会社員と個人事業主)の仕組み

年末調整・確定申告の時期が近づいてきました。

1.会社員と個人事業主の納税の仕組み

 会社員は、給与所得者といい、年末調整により所得税の納税額が決定します。

 個人事業主は、事業所得者といい、確定申告により所得税の納税額が決定します。

2.年末調整と確定申告とは

 年末調整とは、従業員の1年間の所得税がいくらになるかを会社が確定させる制度であり、原則として会社の義務です(所得税法190条)。12月~1月にかけて計算します。

 確定申告とは、主に個人事業主の1年間の所得税を確定させる制度で、申告納税制度(自分で計算して申告する)を採用しています。2/16~3/15までに計算して申告します。

3.給与所得と事業所得の所得税の計算方法

3.給与所得控除とは

 給与所得控除は、1年間の給与収入(額面)により、決定します。

 「給与収入(額面)-給与所得控除」で、所得金額が決定します。

 「個人事業主の経費=給与所得者の経費(給与所得控除)」というイメージです。

 令和7年から、給与所得控除の額は、大幅に改正されました。

4.所得控除とは

 所得控除は、各人によって様々であり、支払った金額を元に、所得控除額が決定します。 

5.基礎控除とは

 基礎控除は、所得控除の一つです。

 令和7年に大幅に基礎控除の額が改正されました。

投稿者プロフィール

芳賀 久倫(はが ひさみち)
1983年10月生まれ 神戸学院大学大学院法学研究科卒
税理士事務所・税理士法人にて約11年ほど実務経験を積み、令和6年2月独立・開業
個人事業主・法人の様々な業種を幅広く経験
記帳代行・税務申告及び相談・キャッシュフロー・会社設立支援・経理の内製化支援等、お客様の会社規模やフェーズに合わせて、柔軟な支援が可能です
法令に加えて基本通達や判例を元に、税務・会計の最適解を導き出す